術後1年の状態*LVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)から 1年のときのこと
2016年3月、岡山大学病院・形成外科でLVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)を受けました。
前回は、LVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)から術後3年経った現在のことを書きました。こちらです→LVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)から術後3年
今日は、2年前のこと、LVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)から1年後の様子を遡って書きますね。外科治療後の1年後と3年後、読み比べてみてもらえると気持ちの違いを感じていただけるかと。
状態はあくまでもnokiaのことであって、症状、発症からの経過年数、体質や体格など個体差がありますので、一つの参考事例として読んでいただければ、と思います。
2017年3月14日、外科手術からちょうど1年
リンパ浮腫の外科手術を受けてちょうど一年。いや〜〜〜 濃ゆい一年でした。
手術、入院、職場復帰、リンパ浮腫ブログ始めて、少し真面目にリンパ浮腫に向き合うようになってリンパ浮腫情報サイト『わがままリンフィ』をオープンさせて。。。
やればできるもんですね^^;
リンパ浮腫を発症してから15年、何をダラダラ過ごしてたんや?? と自分自身にツッコミ入れました。
術後1年の受診は、まずはいつものように写真撮影と計測。左右の周計差はほとんどなしでサイズ維持。体重も少しづつ減っていました。
そうこうしているうちに主治医の登場。いつものように朗らかやわ。
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-
褒めてもらいました〜
120点だって〜
Dr.「泣きそうになりながら圧迫がんばったもんね〜」
Nr.「まるで見てたように言いますね〜」
すかさず看護師さんのツッコミ。相変わらず明るい診察室やわ。
:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-
って受診速報に書いてますね。いや、ほんと、もしかして先生、nokiaのブログ読んではんのとちゃうか? って思いました。
術後の2016年夏、暑い時には泣きそうになりながら弾性包帯を巻き巻きしてたし、汗だくだくになりながら分厚い弾性ストッキングを引っ張りあげてたし。術後すぐは集中圧迫期間と自ら決めて、半年くらいは昼夜通して圧迫頑張ってたのを、アメーバブログにたくさん書きました。
よかったらのぞいてみてくださいね。→アメーバブログタイトル集
LVA(リンパ管静脈吻合術)&SAL(リンパ浮腫の脂肪吸引)から1年後の状態
LVAは足首の上と膝下の合計4箇所、SALは膝から鼠蹊部あたりまでの太もも全体でした。
私のリンパ浮腫は、右膝周り〜右太もも〜右側のお腹、お尻にかけての状態が悪くステージ2〜3というところ。ふくらはぎから足首、足背にかけてはあまり左右差はなく、ステージ2という状態でした。
1年後の受診時ですが、膝から下は血管も見えていい感じ。疲れた時にはLVAでつないだあたりがジクジクと痛む感じがする時がありましたが、普通に生活する分には全く違和感はありませんでした。
太ももは。。 まだ硬さが残っていて。というかガチガチ硬くって。でもその硬いところも範囲が狭まってきていて、太ももの前側に残るくらいになってました。膝の裏側や太ももの後ろ側、足の付け根からお尻にかけてはだいぶん柔らかくなってきていました。お腹とお尻の浮腫みもいつの間にかほぼなくなっていました。
太ももの硬さと痺れ感が残るのが気になったので主治医に尋ねました。そうしたら、
「リンパ管は1年から3年くらいかけて新生してくるからね」
と。3年。。 先は長いですね。ガマンガマンの子や〜
「私一人じゃないから頑張れる」
このときの受診で、看護師さんと少しお話しできる時間がありました。(弾性ストッキングを試着しながらお話ししてました)
☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜
何時間もかかってリンパ管と血管をつないでくださった形成外科のDr.たち。
術中、私の様子を気にかけて麻酔の管理をしてくださった麻酔科の先生。
もうすぐ産休という大きなお腹で何時間も手術に入ってくださった手術室の看護師さん。
覚えの悪いnokiaに根気よく弾性包帯の巻き方を教えてくださった形成外科の看護師さん。
みなさんがいらしたから今の私がいる。
みなさんが私に与えてくださったことを無駄にしたくない。
だから私も頑張れる。
☆.。.†:*・゜☆.。†.:*・゜
そんなことを話しました。
そりゃね、病院のみなさんはそれが仕事だから、って言ってしまえばそれでおしまいなんですけど。それでもね、いくら仕事とはいえ無駄なことに時間を使うのは虚しいですよね。
みなさんが私に割いてくださった時間を、無駄な時間だったな、と思われないように私にできることを全力で頑張ろう。そう思って過ごした一年です。
リンパ浮腫を発症して14年。14年の間、溜まりに溜まったリンパ液で皮膚がのびのびになっていて。脂肪吸引で中身を抜いたからとて、油断してたらまた伸びきった皮膚の間にまた要らないもの(戻れなくなったリンパ液)が溜まってくるような気がしたの。要らないものを入り込ませる隙を作らない! だから締める! そう思ってね。圧迫を頑張りました。
結局はなんだかんだ言っても自分のためなんですが、自分一人でなんとかしようともがいても気持ちはなかなか続かないですもんね。
誰かが私のために頑張ってくれた、というのがあれば、頑張る方向も方法も気持ちも違ったものが見えてくるのかもしれません。
外科手術を受ける気持ちになれたきっかけをもらえたことも、私にとっては大きな転換点となりました。
そのことについてはまた別の機会に書きますね。
エアボウェーブ、デビュ〜
そしてそして〜〜
この日、エアボウェーブを購入しました。噂どおり凄いですね。
何と言っても装着が簡単! 簡単なのにしっかり圧迫してくれる。
今までの包帯巻き巻き時間はなんだったん?ってくらいにスル〜と履けます。
この日から自宅にいるときは、ほとんどの時間をエアボウェーブで圧迫しています。2年使っていますが、まめに洗濯していると選択のたびに締まってくれるのでまだまだ使えそうです。圧が足りないと感じるときはエアボウェーブの上に弾性包帯を巻いています。エアボウェーブへの熱〜い気持ちはまた別のページで(*^^*)
エアボウェーブ関連→エアボ・ウェーブが医療機器になりました
外科治療を受けてから
いろんなことが私の中で変わりました。
外見の変化はもちろんですが、内面の変化もありました。
以前より少しだけ明るくなれたかな、と感じています。
転居、転職など環境の変化もあり、一概に外科手術によって変わったとは言い切れませんが、それでも私の中では大きな出来事であったことは間違いありません。
子宮頸がんという色眼鏡で見られる癌を発症し、その後すぐに外見の変化を伴うリンパ浮腫を発症。神様はなんて意地悪なんだろうと何もかもが憎くて、何度もこの世から逃げ出そうとしました。今でも生きていてよかったのか答えは出ていません。でも、今生きてる。生きているのなら目の前にある小さなことを楽しもう。そんなふうに少しだけ周りを見渡す心のゆとりが出てきた感じがします。
とはいえ、まだまだ内向的な私なんですけどね。
さて、明日もゆるりと無理せず過ごしましょう。
あした天気にな〜ぁれ!(=^ェ^=)