リンパ浮腫になった? お金はどれくらいかかるの?

初診料

リンパ浮腫かな? と感じたらまず受診しますよね。そこでまず診察費が発生。そこが専門医ではなかったら?転院しなくちゃなりません。

紹介状を書いてもらって転院、またまたそこで診療費が発生。1回の転院でリンパ浮腫と診断がつけばいいけれど、転院先で診断がつかずまた別の医療機関へといくつかの医療機関に受診することもあがあるかもしれません。そうすると何度も初診料を払うことになってしまいます。

もちろん初診料は保険適用です(健康保険適用の医療機関の場合)。「〇〇の疑い」と病気が疑われれば診察も検査も保険が適用になります。

リンパ浮腫と診断された。さあ、お金はいくらかかる?

​検査料

​​一般的なほとんどの検査は保険が適用になります。

リンパ管の状態を見るための検査、リンパシンチグラフ(IGC)は保険適用にならないことがあり、自費扱いとなれば、数万円かかることもあるようです。

圧迫療法

リンパ浮腫には常時圧迫が有効な治療法。圧迫するための様々なアイテムを購入すると。。。

弾性着衣(弾性スリーブ、弾性ストッキングなど)は圧迫度合いによって異なりますが、数千円〜数万円。弾性包帯も一式揃えると1万円以上になります。

こちらは健康保険の療養費の対象になるので給付金の申請をすれば後日一部が返ってきます。(一回の請求で、弾性着衣か弾性包帯のどちらか一方が対象となります。)

​申請方法はこちら→「リンパ浮腫と療養費

弾性着衣の装着や包帯の巻き方を指導してもらうと、自費扱いとなり、数千円かかる場合があります。

リンパドレナージュ

リンパ浮腫にはリンパドレナージュも有効です。院内のリンパ浮腫外来や街中のリンパ浮腫専門の治療院で、一回5千円〜8千円くらい。継続して治療を受けるほうが効果が出るのでひと月に1〜2回くらい利用するとそれなりの出費になります。

この、リンパドレナージュ、一部の施設で保険適用になっています。ただ、保険適用になってしまうと、施術時間や施術回数の制限があるようですので、ここの状態にあった施術を受けられるかどうかの不安が残ります。

お財布に優しいのは嬉しいけど、制限があって効果がなければ意味がない。今のところどっちつかずな保険適用のようです(2017年4月現在)。ドレナージュを受けようとする医療機関や治療院でお確かめください。定期的にセラピストさんの施術を受けて、自宅でセルフケア、これが一番いいみたいですね。

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​外科治療

最近は、リンパ浮腫に対して外科的治療も積極的に行われています。

リンパ管静脈吻合術(LVA)は入院期間は1週間ほど、保険適用の手術なので自己負担は20万円くらいでしょうか。こちらも高額療養費の対象になりますので給付金の申請をすれば健康保険から一部が戻ってきます。あるいは、入院時に「自己負担限度額認定証」を病院会計の窓口に提示すれば、自己負担のみの支払いですみます。

自己負担は、加入されている健康保険によって、また、本人や世帯の収入によって変わりますので、詳しいことは社会保険協会、健康保険組合、共済組合などにお尋ねください。

繊維化してしまった部位の脂肪吸引(SAL)や、リンパ節移植術も行われるようになってきました。

こちらも保険適用ですので、高額療養費の対象となり手術・入院費用の一部が健康保険から返ってきます。

ただ、美容外科で脂肪吸引を受ける場合は、自費扱いとなり数十万円の負担が必要となる場合がありますので、手術をお考えの方は治療を受けようとする医療機関でしっかりと確認してくださいね。

交通費

リンパ浮腫に限ったことではありませんが、医療機関までの交通費もかかります。特に、近隣の医療機関での受診ができないことが多いリンフィは交通費の負担がバカにならないんです。

隣県までの遠征通院なんて序の口、​新幹線通院されているリンフィさんも多くいらっしゃいます。

確定申告の際、医療費控除の対象となりますので、できるだけ領収書をもらっておきましょうね。電車やバスなど、領収書が発行されない交通機関の場合は運賃をメモして、医療機関等の領収書と一緒に保管しておきましょう。

一度なってしまうと完治は難しいと言われるリンパ浮腫

一生のお付き合いになるので継続的な出費となります。給付金制度を上手に利用して、計画的に治療を受けていきましょう。

健康保険の療養費について書いていますので参考にしてくださいね。

リンパ浮腫と療養費

原発性リンパ浮腫の療養費